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祖父母の皆様ありがとうございました。
敬老参観日
何の変哲もない毛糸の輪一つと、十本の指で出来るものとは? 糸を指にかけて手の平を合わせ、少しの間すり合わせてからパッと離します。 離れた両手の間に浮かび上がるのは、杯やタワー、トンボや梯子。 複雑に交錯する糸の動きを目で追う間もなく、パッパッとリズミカルに次から次へと絵柄が変わっていきます。まるで手品を見ているような気分で、現れては消える様々な絵柄にみんなの目は釘付けです。 「やってみる??」の優しい問いかけに、声を出すのももどかしいとばかりに、ぶんぶんと大きく頷いています。 さあ、あやとり教室の始まりです。
今日は敬老参観日です。 みんなの大好きなおじいちゃんおばあちゃんが幼稚園に遊びにきてくれます。 いえ、遊びを教えにきてくれたと言ったほうが正確です。 お手玉、ちぎり絵、紙飛行機、ゲートボール あやとり同様、すごい技を年季の入った手さばきで丁寧に教えてくれます。 子どもたちは、本当におじいちゃんおばあちゃんのことが大好きです。 優しく見守られているという安心感が、一緒に過ごす時間をより楽しいものにしているようです。そして、年齢を重ねることによってのみ身につく知識や技術に、何か輝くものを感じているようです。
子育ては孫の代まで、と言われています。 何故なら、祖父母の立場から見て、孫を育てる親の姿というのは、自分たちが行ってきた子育てそのものだからです。 つまり、孫の成長を見守ることとは即ち、自らが行ってきた子育てを確認しているということです。そして修正が必要な部分があれば、諭し導くのは義務でもあります。 家庭の在りようが多様化している現在においても、親が子どもを育てるという普遍的な観点からすれば、それはごく自然なことで、とても大切なことといえるでしょう。
さて、きたの幼稚園の祖父母のみなさまはどうでしょう? 目を細めて満足げにみんなを見つめています。穏やかで柔らかな視線です。 過去の自分の子育てに、「確信を得たり」といった感じでしょうか。 子育てはひと段落ですが、親育ては始まったばかりです。 人を育てることの難しさと楽しさを熟知している皆様の、益々のご活躍を願って止みません。
更新日 :
2007-09-28
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