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訓練には緊張も必要です
 防災センターに行ってきました。
昔、避難訓練などで、真面目さが足りず、先生に怒られた経験がある方、結構いらっしゃるかと思います。
「災害は怖いんだっ」「そんなことじゃ怪我するぞっ」 などと言われても、実際に火や煙が出ているわけでもなく、まわりを見渡してもいつもの昼下がりの校内だったりで、いまひとつ緊張感が湧かないのも事実です。 五感が受ける日常との差異が多ければ、そういった想定に応じた心理状態にもなるのですが、なかなか難しいものです。
今回お邪魔した防災センターは、災害のシミュレーターや、避難行動のとり方、初期消火の実践等、設備の内容も充実していて、一つ一つの完成度も非常に高いのが特徴です。
子どもたちにとっても、非常に有意義な一日となったようです。
震災体験用の3Dシアターで画面から飛び出してくるレンガやコンクリートの恐怖に、身をよじりながら耐えたあとは、地震シミュレーターで、ほんとうに揺れを体験します。 震度は2~3程度ですが、リアルに再現された部屋が実際に揺れ始めると表情も本気モードに変わります。ダイニングテーブルに潜り込んだみんなの丸まった背中に、いつもにはない硬さを感じました。 そして最難関は煙体験の施設です。火災になったビル内を煙に視界を奪われながら出口を探して脱出する、ハードなシミュレーターです。もちろん充満している煙は体に害のないものですが、薄暗く迷路のようなビル内です。煙にまかれてしまう恐怖を十分味わえます。時折助けを呼ぶ声などもスピーカーからながれて、これでもかというほどの演出です。
入室する前に担当の職員の方が施設の説明だけにとどまらず、危険回避のノウハウや、実際の回避行動のとり方まで、実に丁寧に教えてくれます。
さて、いよいよ3~4人ずつ入室していきます。果たして無事に出口にたどりつけるでしょうか?
ハンカチを口に充てて、姿勢は低く、非常灯の位置と向きに注意しながら進んでいます。 これは見事なまでに事前説明に忠実な動きです。 きたののお友だちは全員パーフェクトでした。
みんなの体験が終了したあと、「大人用の設定にしましたので、引率の先生もどうぞ」と言われ、3名が入室することになりました。 みんなの声援を受けて、格好良く片手をあげてのりこんでいったものの、なかなか姿を現しません、みんなもハラハラしながら脱出口を見つめています。
あっ扉が開きました! でも、ようやく出てきた先生の顔はちょっと引きつって、何故か涙目でした。
みんなは、優しいのであえて中での事は聞きません。ただ、「お帰り」と笑顔で迎えてくれました。
いつ襲ってくるかわからないのが災害です。 どんな訓練を積んだ人でも有事の際に緊張しない人はいません。 こういった施設での疑似体験学習は、緊張感を保ちながら訓練できるところがミソです。 みなさまも一度いかがでしょうか?
更新日 :
2007-04-12
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