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赤い宝石
りんご狩り遠足に行って来ました!
神話や民話、諺などにも度々登場するりんご。 食味や効能に優れているだけでは、ここまで人々に愛されることはないでしょう。 では何故? 今回その理由の一端が解ったような気がします。
清々しい秋空のもと、バスから降りたみんなは、畑の中を進んで行きます。 たくさんの実をつけた3本のりんごの木。
農園のおじさんにりんごの取り方を教えてもらい、さっそくみんなで収穫に取り掛かります。 そして、取ったりんごは用意した箱のなかに入れていくことになっているのですが、順調に収穫は進んでいるのに、箱に貯まっていくはずのりんごの数がなんだか若干少ないような気が… まわりを見てみると、大事そうに両手に抱えたりんごをなかなか手放そうとせず、愛おしそうに眺めている子が大勢いること。 確かに嬉しいのは分かるけど、そこまで??
理由を確かめるべく、みんなの仲間に入れてもらい、同じように収穫に挑戦。
木の下に立ち、そっと手を伸ばすと、澄み切った青い空と白い雲を背景に、グリーンの葉の下に揺れる、宝石のような赤い実を見る事ができました。この色合いのコントラストこそ、りんごが一番美しく見える瞬間なのでしょう。みんなはこれを見ていたんですね。 なるほど、手放したくないのがよくわかりました。 時折起こる、配置が作り出す自然の妙。その美しさを享受したければ、素直な気持ちで子どもを観察してみる。するとその先にそれがある。そういったことも案外多いようです。
子どもと接する時、何かを教える事ばかり考えがちですが、教えてもらう事もたくさんあるということを認識できれば、子どもとの距離はぐっと近くなるはずです。
宝物のりんごをしっかりバスに積み込んで、農園のおじさんに「さようならーまたねー」 手を振るたびに、みんなの小さな手からはほのかにりんごの香りがしていました。
りんごは美味しいだけではなく、美しき実であるが故に人々の心を掴むのでしょう。
更新日 :
2006-10-23
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